龍馬伝を見て思った事・・・長いぞ。

1年見続けてやっと最終回まで漕ぎ付けた龍馬伝。
平均視聴率18.7%。これ高いと見るべきか低いと見るべきか・・・
僕はNHKの大河ドラマに関しては、独眼流政宗の頃から見てるのかなぁ~
さらに遡れば、「草燃える」の撮影をNHKの放送センターで見たっけな・・・
結構大河オタクな僕・・・
この大河ドラマって1年を通じて放映される訳じゃない?
なもんだから、役者さんが大河ドラマに育てられていく過程なんかが物凄く見ていて
面白い。当然、国民的ドラマだからお金の掛かり方も半端でなく、カメラ・美術・照明と細部にまで
気が利いている。
でだ、今年の大河ドラマの龍馬伝。
「大成功の大失敗。」
「スタッフによるスタッフの為の大河ドラマ。」
なんじゃそら?って感じなのだけど、んじゃぁ~私感を・・・
まずは演出。
中心にやっているのであろう大友啓史。この人はNHKの社員なんだよね~~
どうしちゃったんだろうねぇ~~NHKらしくないって言うか何と言うか。
以前、「ハゲタカ」と言うドラマの演出をやっていたのだけど(僕はこのドラマでこの人を知った)
そりゃぁ~凄かった。ブチ切れていたわ。画像は担ぎが多くてブレブレ。ビデオレベルが上がっていたり、
色フィルター使ったり、露出を極端に上げたりと、
映像表現ではNHKらしからぬ逝っちゃった感じのドラマだった。
その人が大河を???
まぁ~こうなる事は分かっていたのだけど、ここまでとはねぇ~~
毎回楽しみにしていたお爺ちゃん&お婆ちゃんには、ちぃ~ときつかったかもね。
そしてカメラワークは写真のような構図が多く、被写界震度を浅くした画作りが多かった。
なので、前面に対象物を置いて奥行き感を増すような構図は特に多かったなぁ~~
ちと多すぎて嫌らしかったけど・・・
僕が好きだったのは、クレーンを使ってのワイドレンズによる構図。歪曲収差で四隅は
ひん曲がってもお構いなし。レタッチしたような映像処理に、プログレッシブカメラの少しざらついた感じが
格好よかったわぁ~
そんな逝っちゃった演出の中では、役者の存在感と演技力の差が痛いほど出ていたような気がする。
僕が良いなぁ~と思ったのは、山内容堂役の近藤正臣。吉田東洋役の田中泯。
後藤象二郎役の青木宗高。岡田以蔵役の佐藤健。良かったねぇ~~格好ええわぁ~~
特に近藤正臣の狂喜が入り混じったえも言われぬ佇まい。
佐藤健のもの悲しく臆病な新しい岡田以蔵像。
秀逸だったよなぁ~~
香川照之と大森南朋はどうせ皆が良い良いと言ってるだろうからパス。
そして我等が福山雅治。第一回の放送を見たとき、子供の設定なのでわざとやってると思っていた嫌らしい
喋り方は最終回まで変わらんかったなぁ~~
それに「・・・ぜよ。」がきつ過ぎて何言ってるんだかさっぱり分からんかったなぁ~~
坂本龍馬と言うキャラクターはもうすでに完璧なまでに出来上がっていて人々に浸透している。それを稀代の大根役者、福山雅治に新しい龍馬像をさせるなんて、そもそも出来る訳ねえぜよ。
ただね。ココがポイントなのだけど。あの演出にあのカメラワーク。そしてガチにくる役者陣。
こりゃぁ~濃すぎて見てる方が疲れると思うのよね。そんな時、相も変らぬ「・・・ぜよ」で心を和ましてくれたのが我等が福山龍馬であったのだと思うのよ。って言うかそう思いたい。
しかし、最終回の長台詞はきつかったなぁ~~
そして最後に音楽。これは素晴らしかったわぁ~
佐藤直樹。今一番輝いている作曲家かもね。
大河ドラマにああ言う音楽を合わせちゃうんだね~~実に見事でした。
重要なシーンでは必ず出てくるリサ・ジェラルドのウィスパーの曲。グレゴリア聖歌を聴いてるような荘厳で神々しい気持ちになるのだけど、どこか物憂い部分もある。
時代劇にねぇ~こういう曲あてちゃうんだぁ~
とまぁ~いろいろ語ってみたけれど、結構楽しんでたんだなぁ~
さてと、「坂の上の雲」も始まるね。
昨年のはDVDにしてあって、先日の箒川の行き帰りに見たので予習はばっちり。
また香川照之見るのかぁ~~もうよくねぇ?
by papaisflyfisher | 2010-12-02 18:51 | 日記

